■ICC シンガポールラウンド アーセナル 5-1 PSG
アーセナル:エジル(13分)、ラカゼット(67分、70分)、ホールディング(87分)、エンケティア(後半AT)
PSG:ヌクンク(60分)
インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)が28日に行われ、アーセナルとパリ・サンジェルマンが対戦。アーセナルが3-1で勝利を挙げた。
2日前に行われたアトレティコ・マドリーとの試合は、PK戦の末敗れたアーセナル。エメリ監督の古巣対戦ともなった一戦では、ロシア・ワールドカップ参加で合流が遅れていたエジルが、新体制で初先発に。キャプテンマークを巻き、新たな背番号10でピッチに立った。その他、オーバメヤンや新加入のレノ、ソクラティスなど、主力選手が多数スタメンに名を連ねた。
対するPSGは、W杯の影響で主力の大半が未だ合流しておらず。主力選手はラビオ、そして新加入のブッフォンらのみで、若手主体で試合に臨んだ。
序盤から、主力を多数起用したアーセナルが主導権を握る。すると13分、オーバメヤンのアシストからエジルが先制弾を挙げた。新たな背番号10が、いきなり結果を残す。
その後もイウォビやムヒタリアンがビッグチャンスを迎えるなど、アーセナルが何度もゴールに迫っていく。しかしブッフォンが立ちはだかり、追加点は許さない。前半は、アーセナルが1点リードして折り返す。
アーセナルは後半、選手を数人入れ替え。1トップにラカゼットが入り、オーバメヤンは左サイドに回った。エジルは引き続き、キャプテンマークを巻いてピッチに立っている。
PSGは60分、同点に追いつく。スピードをいかしてエリア内に侵入したウェアが、コラシナツに倒されてPKを獲得。これをヌクンクが決め、同点に追いついた。
しかし、すぐさまアーセナルが突き放した。67分、右サイドからスミス・ロウがクロスを入れると、飛び込んでフリーとなったラカゼットがエリア内で合わせてネットを揺らす。今日が18歳の誕生日だったスミス・ロウは、アトレティコ戦でもゴール。この日もアシストを記録し、エメリ監督へ猛アピールしている。
さらに70分、アーセナルに3点目。ショートCKからコラシナツがクロスを送り、ファーサイドでホールディングが折り返す。これをラムジーが繋ぐと、ラカゼットがこの日自身2点を奪った。終了間際には、CKからホールディングが4点目。さらに後半アディショナルタイムには、エンケティアが5点目を挙げた。
試合はこのまま終了。主力を多数起用したアーセナルが若手中心のPSGを圧倒し、5ゴールを奪って快勝した。