26日、アウクスブルク所属のロシア・ワールドカップ(W杯)出場国の代表選手2人がクラブに戻った一方で、3人目である日本代表FWの宇佐美貴史はまだ日本に滞在しているという。
アウクスブルクには宇佐美のほか、アイスランド代表FWアルフレッド・フィンボガソンと韓国代表MFク・ジャチョルが所属。後者の2人は合流が予定されていた26日にクラブに戻り、乳酸値測定テストを受けていたが、宇佐美の姿はなかった。
ドイツ誌『キッカー』によると、クラブは宇佐美は「プライベートの理由からまだ日本に滞在中」と伝えたという。チームは27日にオーストリアキャンプに向かう予定だが、宇佐美の合流時期については「不透明」と見られているようだ。
同誌では、その不在は選手の去就が関係している可能性が指摘されている。昨シーズン、レンタルで送り出され、本人も完全移籍の希望を公言しているフォルトゥナ・デュッセルドルフへの移籍話が絡んでいることも考えられるかもしれない。
フォルトゥナは宇佐美に対して移籍金150万ユーロ(約2億円)をオファーしたとされる一方で、アウクスブルク側はその倍額を要求していると見られている。以前から難航中と伝えられる両者の交渉だが、実際に同選手の不在と関係しているのだろうか。