ハンブルガーSV(HSV)のクリスティアン・ティッツ監督は、DF酒井高徳の姿勢への驚きを示した。地元紙『ハンブルガー・アーベントブラット』が伝えている。
ロシア・ワールドカップ後の特別休暇を与えられていた酒井は24日にチームに合流。早速午前中のトレーニングに励むと、自らFW伊藤達哉の1対1の練習を実施。その若手を指導する姿を受けた地元紙は酒井のことを“第2の監督“と称している。
“第1の監督“であるクリスティアン・ティッツ監督も酒井の熱意への驚きを隠せない。「ゴウトク・サカイのような選手はなかなかいないよ。並外れだね。監督として彼のような選手を見たことない」と話している。
酒井はまた、合流時のコンディションも最高だったため、通常は義務の乳酸値測定も見送られた模様。それについて、ティッツ監督は「ゴウのフィットネスは良い。彼は非常に規律正しい」とオフの期間中もコンディションを維持した同選手を褒め称えた。
一方、酒井は今夏にはキャプテンマークをMFアーロン・ハントに譲ることになった。だが、ティッツ監督は「ゴウは我々のリーダー。我々の若いチームにとって重要な存在だ」と強調すると、「ゴウは以前と同様、我々の静かなボスであり続ける」と今後はキャプテンを務めなくても、チーム内の立場は変わらないことを強調した。
なお、HSVは8月3日にブンデスリーガ2部の開幕戦でホルシュタイン・キールとホームで対戦。酒井はすでに出場の準備はできているかもしれない。