マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、プレシーズンマッチ後に“まだチームになっていない”と苦言を呈した。
現在、アメリカに遠征中のマンチェスター・Uは22日、MLS(メジャーリーグ・サッカー)のアースクエイクスと対戦。ワールドカップ後のため、多くの主力は欠場したマンチェスター・Uだが、ビザの問題が解決したアレクシス・サンチェスとアントニー・マルシャルらをピッチに送り出した。
しかし、マンチェスター・Uはボールを支配するも決定的なチャンスをそれほど多く作れず、試合はスコアレスドローで終了。試合後、モウリーニョ監督は『MUTV』でこの結果への失望をあらわにした。
「我々はチームではない。我々は違うチームから来た選手の集まりにすぎない。何人かはファーストチームで、何人かはU23から、何人かはローンから、復帰した選手もいるし、U18のメンバーもいる。我々はまともなプレーができるチームではなかったが、まだトレーニングの時間はある」
また、この試合で負傷退場したアントニオ・バレンシアについても言及。「彼はケガをしたが、我々はこの状況に慣れる必要がある。昨シーズンも彼には同じようなことが起き、今シーズンはあれ以上のことが起きる可能性だってあるだろう」
そして、ビザが発給されずこの遠征に出遅れたサンチェスについて「個人的な問題があって以降、これが最初の試合だった。アレクシスにとって良かったと思う。彼は努力をしていたし、これは今の段階で彼にとって重要なことだ」と一定の評価を下した。
また、ローン帰りのアンドレアス・ペレイラについても「アンドレアスはオーケーだ。最初の試合でも、今日の試合でもオーケーだ。私が思うに、もっとシンプルにしても良いが、ボールを持って試合を作りたいと考えているのだろう。でも彼のプレーには満足している」とコメントした。