インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)でバイエルン・ミュンヘンとパリ・サンジェルマン(PSG)が対戦した。
バイエルンのニコ・コバチ監督とPSGのトーマス・トゥヘル監督にとっては初陣となったこの一戦。しかし、ロシア・ワールドカップの影響で、両チーム多くの主力を欠き、何人かの若手選手たちが先発している。また、PSGの新加入GKジャンルイジ・ブッフォンがスタメンに入った。
両チームともに実戦から離れていたことによるミスが頻発する中、試合を動かしたのはPSG。31分、ケビン・リマネが中央の高い位置でボールを拾うと、リフティングで運びながら、前線へスルーパス。ティモシー・ウェアが抜け出し、DFとの競り合いを制してGKの股を抜くシュートでネットを揺らした。
後半に入るとバイエルンは、ダビド・アラバやキングスレイ・コマンを投入し、攻勢に出る。すると60分、コーナーキックからハビ・マルティネスが頭で叩き込み、スコアをタイに戻す。
さらに、ブッフォンが交代で退いた直後、バイエルンが逆転弾を奪う。ゴール右からの角度のない位置からのFKをレナト・サンチェスが直接狙う。壁の外側を通し、ニアを抜いてついにリードを手にする。
78分には途中出場のセルジュ・ニャブリがフィードに抜け出すと、右足で折り返す。これをジョシュア・ツィルクジーが合わせ、大きな追加点を挙げる。
結局、バイエルンが3-1で逃げ切り勝利。ニコ・コバチが初陣を見事に飾っている。