ブンデスリーガ2部に降格したケルンは、アウクスブルクに所属する日本代表FW宇佐美貴史の獲得を考えているかもしれない。地元紙『エクスプレス』が伝えている。
宇佐美は昨シーズン、レンタルで移籍した2部(当時)フォルトゥナ・デュッセルドルフで8ゴールを決め、1部昇格に貢献。自らフォルトゥナへの完全移籍の希望を口にしたことから、取引がスムーズにまとまることが濃厚と見られていた。
しかし、ロシア・ワールドカップ開催中にアウクスブルクのシュテファン・ロイターSD(スポーツディレクター)は同クラブとのさらなる交渉を、一旦見送る構えだと強調。「フォルトゥナ・デュッセルドルフとの話し合いで解決策を見つけることができなかった」と話していた。
一方、ここに来て同SDは、ケルンのチームが現在過ごすオーストリアのキャンプ地を訪問。ケルンの強化を務めるアルミン・フェーSDと1時間半ほどの会談を持ったようで、『エクスプレス』では宇佐美について話し合った可能性が伝えられている。
それを受けたブンデスリーガ2部の専門サイト『リーガ2』も、ケルンは今夏ホッフェンハイムに移籍したMFレオナルド・ビッテンコートの後釜として、「攻撃的MFでフレキシブルに起用できる」宇佐美を狙っている可能性を指摘。宇佐美はフォルトゥナではなく、同じラインラント地方のライバルクラブ・ケルンに向かうことになるのだろうか。