ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督は、エデン・アザールのレアル・マドリー移籍を後押しした。
ロシアで行われたワールドカップでベルギー代表は歴代最高位となる3位で終えた。この大会で主将として同国代表の躍進を支えたアザールは、14日の3位決定戦後、6シーズンを過ごしたチェルシーを退団し、“新たなチャンレンジ”を求めることを示唆していた。
クリスティアーノ・ロナウドが退団したレアル・マドリー行きの可能性が高まるアザールに対してさまざまな憶測が飛び交う中、マルティネス監督はスペイン『カデナ・セール』で「(アザールにとって)何か別のことを試す最高のタイミングになる可能性がある」と移籍を後押しする発言を残した。
「彼は成熟して、リーダーシップを持った選手だ。アザールは世界のどこに行っても成功するだろう。今、彼はキャリアの中でピークの状態だ。時折、選手には新しいチャレンジと新しいプロジェクトが必要だから、チェルシーとアザールの双方にとっても良いタイミングだろう。むしろ、この段階でチェルシーに大型オファーが届いていなければ非常に驚きだ」
ベルギー代表や所属クラブでも圧倒的な存在感を見せるアザールをバロンドールに推す声も上がっている。ロシアで活躍した同選手について「彼は7試合のうち、3試合でマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。信じられないぐらい一貫性のあるパフォーマンスを見せてくれた」と称賛した。
レアル・マドリーへの移籍が濃厚とみられるアザールは、今夏の移籍市場でどのような結末を迎えるのだろうか。