昨季限りでレアル・マドリー監督の座を辞したジネディーヌ・ジダン氏は、同クラブがパリ・サンジェルマンFWネイマール獲得に動くことを好ましく考えていなかったとされる。
ジダン氏レアル・マドリーを率いていた5月、同クラブがネイマール獲得に動いているとの報道について問われ、「私はネイマールの獲得など求めていない」と返答。この断固たる意思の表明は、少なからず驚きを与えるものだった。
ジダン氏はなぜネイマール獲得を望まなかったのだろうか。ブラジルの著名記者アンドレア・リゼク氏はその理由を、フランス人指揮官の友人から聞きつけたという。それによれば、ジダン氏は左サイドを主戦場とするネイマールと左サイドバックのDFマルセロが共存不可能と考えていたようだ。
「ジダンがクラブを離れる前に、マドリーで彼とディナーをした人から情報を得た。ジダンはその場で、ネイマールが到着する可能性について自身の見解を述べていた」
「そのジダンの友人が言うには、フランス人はネイマールの到着を歓迎していなかった。マルセロとネイマールが、スモールチームとの試合以外では一緒にプレーできないと考えたためだ。ジダンは彼らのプレー範囲が重なるとして、ネイマールの獲得を快く感じていなかった」
なおジダン氏が去ったレアル・マドリーは、今夏の移籍市場でネイマールの獲得を狙っているとも報じられる。