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フランスが20年ぶり2度目の優勝!ムバッペら躍動で4G奪い、粘るクロアチアの夢を打ち砕く/W杯決勝

2018年7月16日(月) 10:33 

 
■ロシア・ワールドカップ決勝 フランス 4-2 クロアチア

フランス:オウンゴール(18分)、グリーズマン(38分)、ポグバ(59分)、ムバッペ(65分)
クロアチア:ペリシッチ(28分)、マンジュキッチ(69分)

ロシア・ワールドカップは15日決勝戦でフランスとクロアチアが対戦。フランスが粘るクロアチアを下し、20年ぶりの優勝を成し遂げた。

約1カ月にわたって開催された4年に一度の祭典も、ついに最後の試合。盤石の勝ち上がりを見せてきたフランスと、3度に渡る延長戦を不屈のメンタリティで突破してきたクロアチアによる決勝戦となった。

20年ぶりの優勝を目指すフランスは、決勝Tに入ってからの固定メンバーでこの一戦に臨んだ。ジルー、グリーズマン、ムバッペやカンテら絶対的な主力メンバーももちろん先発。監督してもW杯優勝を目指すデシャン監督は、大一番にベストメンバーを送り込んだ。

対するは、史上初優勝を目指すクロアチア。フランスよりも約1試合分多く戦い、ケガも心配されるなど満身創痍の中、準決勝イングランド戦と同じ11人で臨んだ。主将モドリッチやラキティッチ、ペリシッチやマンジュキッチら黄金世代が名を連ねている。

試合序盤は、決勝ならではの固さはなく、両チームとも激しいプレッシャーからボールを奪いに行く展開となる。クロアチアはバックラインから丁寧につなぎ、サイドを起点にボールの前進を図る。

両者ゴール前に近づきながら、なかなかシュートまで持ち込めない時間が続く。それでも18分、フランスがセットプレーから試合を動かした。ゴール右前で得たFKでグリーズマンが中にクロスを送ると、クリアにいったマンジュキッチの頭にあたってボールは枠に吸い込まれていった。フランスが、20年ぶりの優勝へ一歩リードする。

失点したクロアチアだが、焦ること無く攻め続ける。それが実ったのは28分、FKでのトリックプレーからヴルサリコが折り返すと、マンジュキッチが競ったボールがペリシッチの前に。背番号4は落ち着いて一度持ち出すと、左足を振り抜きゴールを奪った。クロアチアがすぐさま試合を降り出しに戻す。

白熱の一戦は、落ち着く時間がない。34分、フランスのCKの場面でペリシッチの手に当たったとしてビデオ判定が行われ、主審はPKを宣告。キッカーのグリーズマンは、落ち着いて左に蹴り込んだ。追いつかれたフランスだが、すぐさま勝ち越しに成功する。

会場全体がざわめく中、クロアチアは集中を切らさず落ち着いてボールを進めていく。セットプレーなどからチャンスを作るが、前半のうちに追いつくことはできず。フランスが1点リードし、前半を折り返した。

■後半も両者ゴールを奪い合い…

両者同じメンバーで臨んだ後半、ゴールの欲しいクロアチアは圧力を強め、勢い良くゴールに近づいていく。47分には、ラキティッチのパスからレビッチがミドルシュート。ここはGKロリスが左手一本でセーブした。さらにDFラインの裏をねらったパスで、相手を押し込み続ける。

対するフランスは、ムバッペのスピードをいかしてカウンター。背番号10はドリブルで独力で持ち込み、エリア内でシュートまで持ち込んだ。しかし、白熱の決勝に水を差す場面が。観客がピッチに乱入し、試合が中断する。

すると53分、デシャン監督は思い切った采配。1枚警告を受けていたカンテを下げ、ヌゾンジを投入した。

そして、次のゴールを奪ったのもフランスだった。59分、中盤でポグバが右サイドのスペースにボールを送ると、ムバッペが快速をいかしてエリア内に侵入。パスを受けたグリーズマンが落とすと、ポグバがミドルシュート。一度はブロックされたものの、もう一度拾い直して左足を振り抜いた。これが枠に収まり、フランスがリードを2点に広げる。

勢いに乗るフランスは止まらない。65分、エルナンデスが左サイドで持ち運ぶと、中央のムバッペにパスを通す。背番号10は、シュートコースを作ってエリア外から右足を振り抜くと、強烈なシュートがネットに突き刺さった。

しかし、クロアチアも諦めない。69分、バックパスを受けたロリスにマンジュキッチがプレスをかけると、相手がかわしにきたボールに足を当て、ゴールに押し込んだ。相手のミスを突き、2点差に詰め寄る。

クロアチアは70分、クラマリッチを投入。さらにピアツァを入れて3バック気味に変更し、休むことなく攻めに出る。対するフランスも選手交代を終え、全員が自陣に撤退してブロックを組んで相手を待ち構える。

クロアチアは最後まで攻め続けるが、フランスの守備を最後まで崩すことはできず。リードを守りきったフランスが、ロシアW杯最後の試合で勝利をもぎ取った。

この結果、フランスは母国開催以来、20年ぶり2度目の世界の頂点に立つことに。20年前に選手としてW杯を勝ち取ったデシャン監督は、今度は指揮官として優勝を達成することとなった。

(提供元:Goal.com

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