フランス代表MFアントワーヌ・グリーズマンは、ロシア・ワールドカップ決勝に向けた記者会見でチームの躍進の秘訣を語った。『アス』が報じている。
準決勝でベルギーを1-0で破ったフランスは15日、20年ぶりの優勝を懸けてクロアチアと対戦する。
チームの決勝進出の原動力となっているアトレティコ・マドリーFWは、バロンドール獲得には興味が無いと明かした。
「これはW杯優勝のチャンスであってバロンドールのチャンスではないよ。バロンドール獲得もあまり興味はないしね。ただ世界一になるために全力を尽くす。その結果、何かが与えられれば喜んで受け入れるよ」
ここまで6試合で3得点と現在得点ランキングで首位に立つイングランド代表FWのハリー・ケインとは3ゴール差の状況。これについて問われると、「もしかしたら得点王を目指していたら、敗退していたかもしれない。得点をあまり決めなかったからこそ、ここまで勝てたと思っているよ」と答えている。
各ポジションにビッグクラブで活躍する選手たちが揃う豪華な顔ぶれとなっているフランスだが、組織的に戦ってこそ、その力が最大限に発揮されると語っている。
「僕たちは一つになっている方が強いんだ。互いを助け合ってより組織的に強くなれるのさ」
そして、多くの優れたアタッカーを揃えるフランスにとって、今大会では守備が最重要ポイントであると明かした。
「ディフェンスは僕たちにとって最も重要なことさ。なぜなら前線ではいつでも得点を挙げられることはわかっているからね。キリアン(ムバッペ)の突破力、オリヴィエ(ジルー)のゴール前での強さに、突然発揮される僕の少しクレイジーさがあるからね」