リーガ・エスパニョーラ2部所属のラージョ・マハダオンダは14日、レアル・マドリー前監督ジネディーヌ・ジダン氏の長男エンツォ・ジダン(23)の獲得を発表した。
レアル・マドリー下部組織所属のエンツォは、2017-18シーズンに同クラブからリーガ1部のアラベスに移籍したものの、出場機会に恵まれず冬の移籍市場でスイスのローザンヌに加入。スイス1部リーグでは16試合で2得点1アシストを記録したが、ローザンヌは2部リーグに降格していた。
昨季にリーガ2部昇格を決めたラージョ・マハダオンダは、ジダン氏同様のファンタジスタであるこのエンツォを、ローザンヌから1年のレンタル移籍で獲得。エンツォは他クラブからもオファーを受けていたようだが、ラージョ・マハダオンダを率いるアントニオ・イリオンド監督の説得が鍵となったようだ。
なおラージョ・マハダオンダは、アトレティコ・マドリーの練習場として知られるセロ・デ・エスピーナで試合を行っていたが、同練習場にある試合会場がスペインプロリーグの試合開催基準を満たしておらず、2部B降格の危機に陥っていた。
しかしアトレティコがセロ・デ・エスピーナの試合会場改修までに要する3カ月間、本拠地ワンダ・メトロポリターノを貸し出すことを決定したため、何とか降格を免れている。