フランスは10日、ロシア・ワールドカップ準決勝でベルギーを1-0と下し、決勝進出を決めた。決勝弾を挙げたサミュエル・ウムティティは、チームメイトへ感謝を述べた。
“事実上の決勝戦”とも言われた、タレント集団同士による大一番。フランスは、51分にウムティティがCKからヘッドで決めて先制すると、全員が自陣に引いてベルギー強力攻撃陣を完封。1-0で12年ぶりに決勝進出を決めた。
決勝弾を挙げたウムティティは、先制点の場面について言及しつつ、チームメイトへの感謝を述べた。
「色んな人からアドバイスをもらっていたんだ。特に身長が高くない場合、ゴールを奪うためには決断が重要だとね。良いセットプレーだった。得点するのを簡単にしてくれたね。(マルアン)フェライニはハイレベルな選手だけど、僕が先に入ることができたね」
「試合を通じてうまくやれたと感じている。一丸となって戦わなければいけない難しい状況がいくつかあったが、アタッカー陣が良くやってくれたね。このグループにいられて本当に幸せだよ」
母国開催となったEURO2016では、ポルトガルに延長戦の末敗れたフランス。その試合でも先発したウムティティだが、今回は違うことを願うと語っている。
「おまじないなんてしない。EUROでは敗れたんだ! W杯決勝にたどり着いたのは同じような感じだ。だけど、今回は違い、フランスにカップを持ち帰れることを願っているよ」
決勝に進出したフランスは、あのジダン氏が頭突きを見舞い退場し、イタリアに敗れた2006年大会以来、12年ぶりに王座を懸けて戦うこととなった。
決勝の相手は、翌日に行われるイングランド対クロアチアの勝者となる。