スペインサッカー連盟(RFEF)はロシア・ワールドカップで指揮を執ったフェルナンド・イエロ監督が続投しないことを発表した。
スペインはワールドカップ開幕前日にジュレン・ロペテギ監督が解任。連盟に許可を得ず、レアル・マドリー就任を決めたロペテギへの抗議として大きな波紋を呼んだ。その後任としてスポーツディレクターであったイエロが急遽指揮官に就任。苦戦しながらもグループステージを1位で通過したが、決勝トーナメント1回戦で開催国ロシアにPK戦の末敗れている。
この結果を受けてRFEFは、スペイン代表とイエロの関係が終了したことを公式声明で発表している。
「イエロと連盟の関係はここに終了した。さらに、新たな挑戦をするために元のスポーツディレクターの職も固辞した。彼は2007年から2011年までスポーツディレクターとして2008年のユーロ、2010年のワールドカップ制覇に貢献してくれた。そして2017年11月から今までの働き、そしてこういった代表の厳しい状況で引き受けてくれたフェルナンド・イエロに、RFEFは感謝したい」
再び代表監督不在となったスペインの代表監督候補には、現在ベルギーを率いるロベルト・マルティネスの名前が挙がっている他、ルイス・エンリケ、キケ・サンチェス・フローレス、ミチェルなどがリストに載っているとされる。