スペイン代表からの引退を表明したヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタが、“ラ・ロハ”にお別れのメッセージを送った。
スペインは1日、ロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦のロシア戦でPK戦の末に敗れ、大会を後にした。34歳のイニエスタは試合後、スペイン代表からの引退を表明していた。
そして3日、イニエスタは自身の『ツイッター』でスペイン代表への別れの言葉を投稿。2010年の南アフリカW杯のファイナルで決勝弾を記録し、スペインに悲願の初優勝をもたらした男は、「皆さんが僕を良いフットボーラーにしてくれました」と謙虚に周囲のサポートに感謝した。
「15歳だった。初めて代表のユニフォームを着た瞬間は忘れない。母国の代表としてプレーしていくことは生涯の夢だった。それは特別で、大きな責任が伴うものだった。その責任をずっと考え続け、みんなに誇りに思ってもらえるように最大限努力した」
「スペイン代表の全盛期にプレーできたことは運が良かったと感じている。あらゆる意味で特別な世代の選手たちとプレーできたんだ。僕たちは幼いころに夢見ていた偉大な成功を収めることができた。それと同時に、非常に困難な時間も経験したよね」
「みんなに感謝したい。僕を良きチームメイト、良き選手にしてくれて、本当にありがとう。一緒の時間を共有できて、誇りに思う。今、新たなステップだ。簡単な決定ではなかったよ。何ヶ月も考えてきた」
「ファンのサポートと愛情、本当にありがとう。常にラ・ロハを支えてくれたね。特に僕の家族にも感謝を示したい。いつも僕のそばで、無条件の支持をありがとう。僕らは夢を持った。そしてそれを実現した」
「特別な抱擁を。アンドレス・イニエスタ」
イニエスタはスペイン代表として通算136試合に出場して13得点を記録した。