元ドイツ代表指揮官ユルゲン・クリンスマン氏が、北マケドニア代表にホームで敗れたドイツ代表について自身の見解を示している。
ドイツは現地時間3月31日、カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループJ第3節で北マケドニアに1-2で敗北。格下である北マケドニアをホームに迎えたが、まさかの黒星という失態を見せてしまった。
2004年から2006年までドイツを率いたクリンスマン氏は、『ESPN』を通じて「ホームの大観客がいなかったのは救い」と語っている。
「もしホームに6万-8万人もの大観衆がいて、みんながW杯予選を見ていたとしよう。そうなった場合、とてつもないブーイングに包まれていただろうね。(昨今の感染症事情により)観客がいなかったことは救いだと言える」
「イングランド、イタリア、スペインが同じような状況だったら、おそらくとてつもないネガティブなエネルギーがぶつけられるはずだ。ドイツ代表の選手たちはしばらく表に出ないほうがいい。彼らはおそらくパン屋や肉屋に出かけることもしないだろうけど、まだ数日間は姿を見せるべきではないね」
決定機を逃したことで批判されているティモ・ヴェルナーについては「ゴール前で固くなっている面があるようだ。99%決めなければいけないシーンで重圧を感じていたみたいだね。彼は重要な局面で考えすぎているのかもしれない」と擁護した。
「それでも勝ち点の取りこぼしが許されないW杯予選だ。おそらくヴェルナーは自分自身に腹を立てていて、夜もなかなか寝付けないことだろう。彼はチェルシーでも厳しい状況に置かれている。ここから奮起してくれることを願うよ」