フランクフルト率いるアディ・ヒュッター監督が、長谷部誠が先日見せたパフォーマンスについて言及。ドイツ『Ligainsider』がコメントを紹介した。
長谷部は2日に行われたブンデスリーガ第14節レヴァークーゼン戦では約10カ月ぶりに中盤でスタート。決勝点となった鎌田大地が誘発した相手OGの起点をつくるなど存在感を発揮し、2-1の逆転勝利に貢献。そのパフォーマンスを受け、冗談を交えつつ「契約を2027年まで延長するべき」と求めた地元紙『フランクフルター・ルンドシャウ』のほか、DFマルティン・ヒンターエッガーやMFジブリル・ソウと同僚たちからの絶賛も相次いだ。
また、『Ligainsider』が伝えたコメントによれば、ヒュッター監督も長谷部のパフォーマンスを高く評価。「マコトはジブリル・ソウの隣で、特にセントラルMFで素晴らしい試合をしたと思う。それに彼はまたもどれほど絶対的なトッププレーヤーであるのかを証明したね」と賛辞を惜しまず。
MFに置いた理由については「戦術面においてとてもクレバーだからだ」と明かすと、「ビルドアップにあたって、時には彼が慣れている最終ラインの位置に下がることにも期待していた」と続けた。
なお、同メディアはヒュッター監督が次のマインツ戦に向けてジレンマを抱えることになると予想。レヴァークーゼン戦では累積警告で出場停止となっていたMFセバスティアン・ローデの代役を務めた長谷部を3バックの中央に戻すか、あるいはベンチに置くか、決断が求められることを指摘した。
一方、長谷部は「いずれにせよヒュッターに対し今後の出場に向けて、そしてもちろん2021年夏に満了となる契約(の延長)に向けてもよいアピールができただろう」とも記されている。