6日のラ・リーガ第2節延期分、バルセロナは敵地サン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦を3-2で制した。
バルセロナにとっては、今季ラ・リーガの命運を分けそうなアウェー4連戦の2戦目。1戦目ではウエスカを1-0で下した同チームが今回相対するのは、ガリターノ監督を解任してマルセリーノ監督を新たに招へいしたアスレティックだ。クーマン監督はGKテア・シュテーゲン、DFデスト、アラウホ、ラングレ、ジョルディ・アルバ、MFデ・ヨング、ブスケッツ、ペドリ、FWデンベレ、メッシ、グリーズマンをスタメンとして起用している。
開始早々に先制点を記録したのは、アスレティック。自陣でのスローインからイニャキ・ウィリアムスが最終ラインを抜け出し、そのまま左足のシュートでT・シュテーゲンを破った。マルセリーノ監督率いるチームらしい縦に速い攻撃が、就任から1試合目にしていきなり形になった格好だ。
だがバルセロナも負けていない。デンベレがエネルギッシュかつスピーディーに右サイドを切り崩し、左サイドではメッシが新イニエスタとも称されるぺドリとの見事な連係を披露。そして14分に同点弾を獲得。左サイドのメッシの絶妙なクロスをペナルティーエリア内右のデ・ヨングがダイレクトで折り返すと、ぺドリが頭でネットを揺らした。バルセロナはさらに38分、メッシのパスをペナルティーエリア手前で受けたぺドリがヒールパスを出し、このボールを受けてエリア内に侵入したメッシが左足のシュートを決め切って加点。前半の内に逆転した。
後半になってもバルセロナの勢いは止まらず、62分に再びメッシがゴール。J・アルバの縦パスからペナルティーエリア内左に入り込んだグリーズマンがグラウンダーのクロスを送り、背番号10が左足でこれに合わせる。ボールはクロスバーを叩いてから枠内に収まった。15試合目にして初めてサン・マメスでドブレテ(2得点)を記録したメッシだが、これが今季ラ・リーガ9得点目。イアゴ・アスパス、ジェラール・モレノ、そして親友ルイス・スアレスと並び、得点ランクの首位に浮上している。
クーマン監督は75分に交代カードを切り、デンベレ&デストを下げてブライトバイテ&ミンゲサを投入。終盤にはメッシのパスミスからムニアインに1点差に詰め寄られるゴールを決められたが、それ以上の失点を許さずリードを維持したまま終了のホイッスルを迎えている。
連勝のバルセロナ(17試合消化)は勝ち点を31として3位に浮上。2位レアル・マドリー(17試合消化)との勝ち点差は5、首位アトレティコ・マドリー(15試合消化)との差は7となっている。