バルセロナは負傷離脱となったDFジェラール・ピケの代役獲得を検討するようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
21日のラ・リーガ第10節アトレティコ・マドリー戦(0-1)で負傷したピケ。翌日の検査結果は右ひざの内側側副じん帯に重度3の捻挫、前十字じん帯の部分損傷で、完治まで数カ月を要する可能性がある。バルセロナに残っているセンターバックはピケと同じくレギュラーのラングレのほか、トップチームでの経験が不足するアラウホ、ロナルド・クーマン監督が戦力外のように扱っているユムティティしかおらず、クラブは数日中に代わりのセンターバックを獲得する可能性を話し合うという。
しかし代役獲得は、言葉通り困難を極めそうだ。まず第一に、バルセロナは予算的に選手を獲得する余裕がなく、現実的なプランはレンタルでの引き入れとなる。加えて、ジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長率いる理事会が解散した同クラブにおいて、運営代行者たちに選手補強を決定する権限はない。代役獲得に向けて動くとしても、1月24日に開催される会長選の当選者がGOサインを出すのを待つ必要がある。つまり獲得オペレーションを実現できるのは、冬の移籍市場が閉まる1週間前となる。
こうした状況により、バルセロナが代役獲得に動かない可能性も十分に考えられる。その場合、クーマン監督はユムティティにチャンスを与えることになりそうだ。