パリ・サンジェルマン(PSG)のキリアン・ムバッペは、フランスフットボール界の歴史を作るためにクラブに加入したと語った。
23日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)決勝でPSGはバイエルン・ミュンヘンと対戦する。クラブ史上初めてのヨーロッパクラブ一を決める大舞台に辿り着いたフランスの強豪の中で、21歳ながらエースを務めるムバッペは、前日のプレスカンファレンスに出席し、大一番への思いを口にした。
モナコ時代にCLベスト4進出、フランス代表としてワールドカップ制覇を成し遂げた同選手は「これこそまさにこのクラブに来た理由だ。僕はいつもフランスフットボールの歴史に名を刻みたいと言ってきた。そして明日、これを叶えるためのチャンスがやってきた」と話し、バイエルン戦を見据えた。
「2017年に加入したとき、PSGは苦戦を強いられていたけど、今僕たちは決勝だ。チャンピオンズリーグで優勝することはフランスのチームにとってとても素晴らしいことだ。僕はいつも最高の選手たちと対戦することを夢見てきた。ベストと対峙して、倒したい。そのためにはいつも通りのプレーが必要だ。優勝カップとともにパリに帰れることを願っている。これは最大のクラブの大会なんだ」
「もちろん、スタンドが閉鎖された状態でプレーをすることはかなり難しい。僕たちはファンがここに来られることを望んでいるけど、ここに彼らがいなくても僕たちを応援してくれるとわかっている。チャンピオンズリーグファイナルだ。とても特別な年だ」
また、当初心配されていた足首の状態に関して「日増しに良くなっている」と主張したムバッペは、チームをCL決勝まで導いたトーマス・トゥヘル監督の働きの成果であることを強調した。
「選手たちみんながコーチのことをサポートしている。僕自身も耳にしたけど、彼にはスターを扱う能力がないと言われていた。でも、正直言って、彼はこのクラブに最高のシーズンをもたらしたと思う。僕たちはチャンピオンズリーグファイナルに辿り着いたんだ。みんなが彼を信頼しているし、彼のために戦いたい」