インテルは、アレクシス・サンチェスと3年契約を締結したことを発表した。
2018年1月のマンチェスター・ユナイテッド加入以降、大不振に陥るサンチェスは、昨夏に1シーズンの期限付きでインテルに加入。すると、新天地で徐々に復調し、セリエA再開以降は多くの試合で先発出場を飾るなど、公式戦30試合で4ゴール10アシストを記録する。
しかし、インテルとサンチェスの契約はセリエAの今シーズン終了までとなっており、8月から再開されたヨーロッパリーグ(EL)に出場するためには、新契約の締結が不可欠とされてきた。これを受け、マンチェスター・Uとの交渉を行うセリエAのクラブは6日にチリ代表FWの完全移籍を発表。双方は2023年夏までの3年契約を締結している。
なお、今回の取引で移籍金は発生せず、サンチェスはフリーでインテルに加入する。また、マンチェスター・Uは早期の契約解除に伴い、一定額を同選手に支払わなければならないようだ。さらに、『Goal』の取材によると同選手は大幅な減給を受け入れた。
インテルのアントニオ・コンテ監督は、サンチェスの完全移籍が決まったことを受け「彼のキャリアで最悪のときにやってきて、我々のもとですぐに負傷してしまった。彼の復調を待たなくてはならなかったが、今、彼は本当によくやっている」とさらなる活躍に期待を寄せた。
また、マンチェスター・Uのオーレ・グンナー・スールシャール監督は、ELラウンド16のLASK戦の後、退団するサンチェスについて「彼はあそこで楽しんでいる。彼はトップ選手だが、理由は何であれ、我々は彼のベストを見ることができなかった。彼の成功を祈っている」と話していた。