不振が続くトッテナムMFクリスティアン・エリクセンについて、元マンチェスター・ユナイテッドMFダレン・フレッチャーが言及した。
2013年の加入以降、トッテナムで絶対的な地位を確立してきたエリクセン。公式戦295試合で68ゴール88アシストを記録し、中心選手として昨季のチャンピオンズリーグ決勝進出など、近年のクラブを支えてきた。
しかし昨季終了後、「キャリアの中で新たな挑戦をする時」と語り、移籍志願を明かした。レアル・マドリーなど多くのクラブが関心を示していたというが、結局実現せず。後に「(ゲームの)フットボール・マネージャーのように(将来を)決められると信じていたけど、残念ながらそうはできなかった」と、肩を落としていた。
契約が最終年に入っているエリクセンだが、クラブの新契約オファーを断ったと伝えられている。契約の問題もあってか調子を落とし、プレミアリーグ直近5試合で3試合出番がなく、2試合はベンチスタートとなっている。
そんなデンマーク代表MFについて、英『BBC Radio 5 Live』内でフレッチャー氏が言及。「エリクセンはクラブへの気持ちが冷めている。出ていきたいのは明らかだね」と指摘し、トッテナムから退団することで気持ちが固まっていると語った。
なおジョゼ・モウリーニョ監督は、先月に「先発で起用するかしないか、選ぶか選ばないか、私の選択は将来に基づくものだ」とし、去就がはっきりしない状況では起用できないと明かしている。
トッテナムのダニエル・レヴィ会長は、来夏にフリーで手放すのではなく、移籍金の得られる1月のマーケットでの放出を望んでいるとも伝えられているが、デンマーク代表プレイメーカーはどのような選択をするのだろうか。