今シーズンからリヴァプールでプレーするギニア代表MFナビ・ケイタが、移籍を決断した理由について語った。
2016年の夏から在籍したRBライプツィヒで評価を高めたセントラルMFのナビ・ケイタは、運動量を生かした機動力やソリッドな守備だけでなく、過去2シーズンのリーグ戦で14得点を挙げるなど攻撃性能も高い23歳の有望株。5275万ポンド(約77億円)という巨額の移籍金で今シーズンからプレーするリヴァプールでは、同クラブのレジェンドであるスティーブン・ジェラード氏が着用した8番のユニフォームを背負うことが決まっている。
ジェラード氏の番号を引き継ぐことに関して、ナビ・ケイタは「8番は僕が子どもの頃から常に好んで付けてきた番号なんだ」と、イギリス紙『ガーディアン』でコメント。続けて、「この番号がリヴァプールで非常に重要なことは知っている。ジェラードの番号だからね。でもプレッシャーは感じないようにしているよ。重要なのは背番号に関わらずチームに貢献することだからね」と、ジェラード氏の番号を引き継ぐことに感謝しながらも、重圧を気にせず活躍することを見据えていた。
昨夏の時点でリヴァプール行きが内定していたナビ・ケイタに関しては、バイエルン・ミュンヘンやバルセロナも獲得に興味を示していたことが報じられていた。この件に関して、ナビ・ケイタは他クラブからの関心があったことを認めながらも、チームを率いるユルゲン・クロップ監督の存在が決断に大きな影響を与えたことを明かした。
「言われていたようなクラブから関心があったことは事実だよ。でも、監督が僕の決定に大きな影響を及ぼしたんだ。監督とは良い会話ができたし、プロジェクトを僕に話してくれた。そのことが僕を信じさせてくれたね」
リヴァプールは新シーズンに向けて、ナビ・ケイタのほかにもGKアリソンやMFジェルダン・シャキリ、DFファビーニョら実力者を獲得。プレミアリーグ初優勝に向けて期待が高まっている。