コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016の準決勝が22日に行われ、コロンビア代表とチリ代表が対戦した。
前回大会の王者チリと、ハメス・ロドリゲスらを擁するコロンビアの対戦、均衡は前半7分に破られた。チリは右サイドをフエンサリダがドリブルで突破すると、左足でクロスを上げる。ボールはファーサイドに流れ、クアドラードがクリアを試みる。しかし、ボールはゴール前に飛んでしまい、これに詰めたアランギスがシュートを放ってチリが先制する。
たたみ掛けるチリは12分、アレクシス・サンチェスがドリブル突破からシュートを放った。左ポストを叩いたものの、こぼれ球にフエンサリダが反応。無人のゴールへ流し込み、追加点を奪取した。前半はそのまま終了。
試合はその後、雷雨に伴う悪天候を理由に2時間以上延期された。
打開を図りたいコロンビアだったが、58分にC・サンチェスが退場処分となり、数的不利になってしまう。それでも得点を目指して果敢に攻め込むが、チリの堅守を崩すことはできなかった。
試合終盤にはファンが乱入するなど、バタバタとした展開となった試合は、結局2-0で終了。チリがコロンビアを下し、アルゼンチンが待つ決勝へ駒を進めている。なお、敗れたコロンビアは3位決定戦で開催国のアメリカと対戦する。