ポーランド、クバの決勝点でベスト１６進出　ウクライナは無得点３連敗で敗退

２１日に行われたユーロ2016グループC最終節、ウクライナ対ポーランドの一戦は、１-０でポーランドが勝利し、グループ２位での決勝トーナメント進出を決めた。

２連敗でグループステージ敗退が決まっているウクライナに対し、ポーランドは勝ち点１で決勝トーナメント進出が決まるという状況。やはり、立ち上がりはポーランドがチャンスをつくる。

開始早々の３分にミリクのシュートがGKピアトフを脅かすと、直後の４分にもポーランドに決定機。左からのクロスに、ゴール前に飛び込んだレヴァンドフスキが合わせる。絶好のチャンスだったが、シュートはクロスバーを越えた。

ピンチをしのいだウクライナは、３連敗を回避しようと反撃。徐々にペースをつかみ、先制点に迫る。だが１７分のヤルモレンコのシュートは枠をとらえず、３０分のコノプリャンカのシュートもポストの横へとそれる。

スコアレスで前半を終えて迎えた後半、ウクライナは再びゴールに迫るが、４９分のジンチェンコのヘディングシュートもクロスバーの上へと消えた。

すると５４分、ポーランドが均衡を破る。決めたのは、後半から出場していたブワシュチコフスキ。ショートコーナーからミリクの縦パスを受けた背番号１６は、ペナルティーエリア内でマークをかわしてから、左足のシュートでネットを揺らした。

直後にもカウンターからカプストカが決定機を迎えたポーランドだが、ここはシュートがサイドネットの外側を揺らして追加点とはならない。

ノーゴールで大会を去ることだけは避けたいウクライナはゴールを目指すが、あと一歩が遠い。結局、得点を挙げることのできないまま、大会から姿を消すこととなった。

同時間帯に行われた北アイルランド対ドイツの一戦は、１-０でドイツが勝利した。この結果、グループCはドイツが首位通過。ポーランドが２位でベスト１６に駒を進め、３位の北アイルランドは他グループの結果を待つこととなった。