15日に行われたユーロ2016グループA第2節、フランス対アルバニアの一戦は2-0でフランスが勝利を収めた。
ルーマニアとの開幕戦を苦しみながらも2-1で制した開催国フランスは、2連勝でグループ突破を確定させるチャンス。初戦のスタメンからは2人を入れ替え、ポグバとグリーズマンに代えてコマン、マーシャルが先発に起用された。
格下と見なされるアルバニアに対し、やはりボールを支配するフランスだが、なかなか決定的な形でゴールに迫ることはできない。人数をかけ集中して守るアルバニア守備陣に対して攻めあぐね、ストレスの溜まる展開となった。
セットプレーからパイェが正確なボールをゴール前に上げる場面もあったがシュートには持ち込めず。前半終わりにかけてはアルバニアもFKやCKから何度かゴールを脅かしたが、こちらもゴールは奪えず0-0で折り返した。
デシャン監督は後半開始からマーシャルに代えてポグバを入れ打開を図る。開始直後に決定的なチャンスも生み出したが、左からのクロスをマテュイディが頭でつないでコマン放ったヘッドは惜しくもゴール右に外れた。
52分にはアルバニアが惜しくも先制点を逃す場面も。右サイドのヒサイからのクロスにメムシャイが飛び込んでのシュートは右ポストを叩き、フランスは辛うじて救われる。
前半よりゴールの雰囲気は感じさせるフランスだが、あと一歩及ばずチャンスを逃し続ける形が続く。54分にはパイェのクロスに合わせたポグバのボレーがゴール上へ。69分にはエブラのクロスに合わせたジルーのヘッドが左ポスト下部を叩いてゴールならず。
コマンをグリーズマンに代えて開幕戦の先発11人に戻し、その後ジルーに代えてジニャックも投入。一方的に攻め続けながらもアルバニアの奮闘に跳ね返され、フランスがゴールを奪えないまま時間が経過していく。
だがスコアレスドローが色濃くなり始めた90分、フランスは初戦に続いてまたも劇的な形で値千金の1点を奪う。左からのクロスが跳ね返されたあと、拾ったラミが右からクロスを上げると、マークが外れてフリーとなったグリーズマンがヘッド。これがゴール左隅に決まって先制点となった。
さらにアディショナルタイム終了間際の90+5分にはもう1点を追加。カウンターからパイェが2試合連続となるゴールを決めて2-0とした。
今回も楽には勝てなかったフランスだが、2連勝で勝ち点6を獲得して決勝トーナメント進出が決定。アルバニアは2連敗となった。