15日に行われたユーロ2016グループA第2節、ルーマニア対スイスの一戦は、1-1のドローに終わった。
初戦でホスト国フランスを相手に善戦したものの、終了間際の決勝点に泣いたルーマニアは、4人メンバーを入れ替えて初白星を目指した。一方、アルバニアとの初戦で白星発進したスイスは、同じスタメンで連勝を狙う。
立ち上がりはスイスのペース。6分にセフェロビッチが惜しいシュートを放つと、16分にもシャチリのスルーパスから再びセフェロビッチが狙うが、GKタタルシャヌに阻まれる。
すると18分、ルーマニアはキプチュがリヒトシュタイナーに引っ張られてPKを獲得。フランス戦でもキッカーを務めたスタンクが、再び確実に決めて今大会2点目とし、ルーマニアが先制した。
ルーマニアは28分にも、ゴールマウスに嫌われたが、FKのこぼれ球に反応したサプナルのシュートがスイスを脅かす。
ビハインドを背負って反撃するスイスは、22分にシェアが鋭いミドルシュートを放つが、タタルシャヌの壁を破れない。38分にはリヒトシュタイナーのクロスからジェマイリが決定機を手にしたが、ヘディングシュートはポストの横へとそれる。
リードされたまま前半を終えたスイスは、後半も反撃を続けると、56分に試合を振り出しに戻した。CKの跳ね返りに反応したメフメディが、左足を強振。パワフルなシュートで1-1と同点とする。
勢いづくスイスはさらに逆転を目指し、ペトコビッチ監督は63分にセフェロビッチを下げてエンボロを投入する。だが、追加点を奪うには至らず、勝ち点1を分け合うこととなった。
グループAはこの後、ホスト国フランスがアルバニアと対戦する。勝ち点を4としたスイスは、最終節でフランスと対戦。勝ち点1のルーマニアはアルバニアと戦う。