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イスコはCL決勝のスタメンに値するのか?準決勝で示された“答え”

2017年5月12日(金) 20:10 

 


イスコこそ、現在のレアル・マドリーを引っ張っている存在だ。

10日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ、アトレティコ・マドリー戦で見せた輝きを見れば、決して的外れな主張でないと分かっていただけるはずだ。

イスコはゴールを決めた。しかも、ただのゴールではない。アトレティコが抱いていた「歴史的逆転劇」という夢を打ち砕くものだった。しかも、舞台は敵地ビセンテ・カルデロンである。マドリーにとって最高の、アトレティコにとって最悪の瞬間だったことに疑いの余地はない。そしてそれは、彼がカーディフの地で決勝の舞台に立つ資格があることを、自らの力で証明した瞬間でもあった。

■不完全燃焼だった過去2回の決勝戦

イスコは何かと“忘れられがち”な選手だ。もう成熟した選手に見られがちだが、年齢はまだ25歳でピークを迎えていない。数年に渡ってマドリーでプレーしていて、この年齢としては信じられないことに2度のCL決勝を経験している。そして6月3日のファイナルは、彼にとって3度目の晴れ舞台になる。

ただし、過去2度の決勝は必ずしも思い出深い試合ではなかったはずだ。いずれも先発出場を勝ち取れなかったし、後半途中からピッチに立ったものの、試合を決めるような輝きを放つことはかなわなかった。マドリーはどちらの試合でも勝利を収めて華々しく優勝を飾ったが、イスコ個人にフォーカスすると、サブの選手に過ぎなかったのだ。実際、彼のフラストレーションを感じ取ったメディアは、ライバルであるバルセロナへの移籍が決まるのではないかといううわさを流し、移籍市場をざわつかせた。



もっとも、白い巨人を去るうわさが上がる一方で、今シーズンのイスコは好調を維持している。監督であるジネディーヌ・ジダンから高く評価され、出場すればまるで全試合でプレーしているチームの主軸のような頼もしい動きを披露しているのだ。昨年11月に行われたアトレティコとのダービーでは、先発出場して3-0の快勝に貢献している。

勢いは留まるところを知らず、スポルティング・ヒホン、デポルティボ・ラコルーニャ戦、そしてCLでも続けざまに最高のプレーを見せた。ガレス・ベイルが負傷欠場している中、その活躍ぶりは目を見張るほかない。クリスティアーノ・ロナウドとカリム・ベンゼマを大いに助けていると言っていいだろう。

■“3度目の正直”へ

水曜夜に話を戻そう。試合を振り返ると、ディエゴ・シメオネ率いるアトレティコは実に見事なカムバックを果たした。前半16分までに2点を決め、あと1点で同点というところまで追いすがってきたのだから。

しかし、アトレティコの夢は打ち砕かれた。ライバルを墓場へ追いやった張本人こそ、他ならぬイスコだった。





彼にとってこのゴールはマドリーのユニホームを着て以降、最も重要な仕事となったといっても大げさではない。同時に、白い巨人の中でレギュラーとしてプレーする価値があることを示す得点でもあった。

ベイルはいまなお欠場しているが、母国のカーディフで行われる決勝に出場するため、懸命にトレーニングに励んでいる。彼にとってもヨーロッパの大会における決勝戦は3度目だ。母国開催となれば、普段以上の意欲で復帰を目指していることは想像に難くない。

しかし、イスコは少なくともここ数戦で類稀な狡猾さと妙技をピッチで示している。彼をピッチに投入することで、マドリーは別次元のプレーという収穫を得ているのだ。ジネディーヌ・ジダン監督がどのような決断を下すか注目されるところだが、仮にベイルが出場可能だったとしても、イスコに先発の資格があることは疑いようのないことだ。

文=ベン・ヘイワード/Ben Hayward
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(提供元:Goal.com

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