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セビージャ、前半から10人となりユヴェントスに逆転負け...清武は出場せず/CLグループH第5節

2016年11月23日(水) 6:53 

 


22日にチャンピオンズリーグ(CL)・グループH第5節が行われ、セビージャは本拠地サンチェス・ピスファンでユヴェントスに1-3と敗れた。MF清武弘嗣は出場しなかった。
この試合で勝てばグループ首位通過、引き分けでも2位以内を確保してグループ突破を決められるセビージャ。だがサンパオリ監督は前日会見で攻撃サッカーを貫くと宣言した通り、最終ラインを3枚にして3-1-4-2の布陣を敷く。負傷中のナスリは招集外となり、清武はベンチスタートとなった。
試合は思いのほか早く均衡が崩れる。10分、CKを得たセビージャは一旦相手DFに弾かれたボールを拾ったバスケスがクロスを入れる。このクロスはクリアされるも、バイタルエリアにふらふらと上がった球体をパレハがボレーで合わせ、ピスファンの観客を狂喜乱舞させる先制点を奪取した。
セビージャは31分、バスケスがクアドラードへのファールでイエローカードを受ける。1点ビハインドの状況で苛立ちを募らせるユヴェントスの選手たちはバスケスの下に詰め寄り、両軍がヒートアップする。
しかし荒れ始める試合で、損害を被ったのはセビージャだった。36分、ケディラにタックルを見舞ったバスケスに2枚目のイエローカードが出され、背番号22は退場に。セビージャは残り時間を10人で戦うことになる。
セビージャの負の連鎖は止まらない。45分、ユヴェントスがCKを獲得。中央の競り合いでメルカドがボヌッチを倒し、主審がPKを宣告する。これをマルキージオが冷静に沈め、前半終了直前にユヴェントスが同点弾をもぎ取った。
騒然となるピスファン。前半終了のホイッスルが吹かれると、観衆からは激しい指笛が鳴らされ、サンパオリ監督はクラッテンバーグ主審に抗議を行うため駆け寄ろうとする。ここではスタッフの制止を受けて平静を保ったセビージャ指揮官だが、後半に入ってもジャッジへの不満は収まらず、56分には猛抗議で退席処分を科された。
指揮官を失ったセビージャは、ユヴェントスの怒涛の攻撃に晒されながら耐え忍ぶ。62分にピアニッチがミドルレンジから放ったシュートはGKセルヒオ・リコが好セーブで防ぎ、65分にケディラがドリブルでペナルティーエリアに侵入しようとした際にはパレハが体を張って食い止めた。
数的優位をなかなか生かせずにいたユヴェントスだが、85分についにアンダルシアの雄を突き放す。右からのクロスが一度はセビージャ守備陣に跳ね返されるも、ペナルティーエリア外に転がったボールに反応したボヌッチが左足を一閃。ボヌッチの今季CL初ゴールで、ユヴェントスが逆転に成功した。
アディショナルタイムにマンジュキッチが加点したユヴェントスは、3-1でセビージャを下してグループ首位に躍り出た。一方のセビージャは2位に転落し、最終節リヨン戦に決勝トーナメント進出を懸けることになった。

(提供元:Goal.com

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