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バルサ、難攻不落の敵地ピスファンを攻略してセビージャを破る...清武は出場せず/リーガ第11節

2016年11月7日(月) 6:44 

 


6日に行われたリーガエスパニョーラ第11節、セビージャ対バルセロナの一戦は、アウェーのバルセロナが2-1で勝利した。セビージャMF清武弘嗣はベンチ入りしたが、出場しなかった。

今季リーガ5試合(対エスパニョール、ラス・パルマス、ベティス、アラベス、アトレティコ・マドリー)とチャンピオンズリーグ2試合(対リヨン、ディナモ・ザグレブ)で全勝と本拠地サンチェス・ピスファンを要塞としているセビージャ。勝てばバルセロナを3位に蹴落とし、2位に浮上する可能性を有してビッグマッチに臨む。

セビージャ指揮官サンパオリは、リーガ前節スポルティング・ヒホン戦で負傷し、全治3-4週間と診断されたナスリを強豪との一戦でスタメンに復帰させる。4-1-4-1の布陣を敷き、清武はベンチスタートとなった。

一方、バルセロナを率いるルイス・エンリケ監督は負傷中のアルバ、ピケ、イニエスタの代わりにディーニェ、ユムティティ、デニス・スアレスを起用する。前線には“MSN”を据えたが、通常通りの並びではなく左にネイマール、中央にメッシ、右にルイス・スアレスを配置した。

試合は15分、いきなりスコアが動く。均衡を破ったのはセビージャだ。負傷離脱のブランクをまったく感じさせないナスリが、バルセロナ守備陣を切り裂くスルーパスを通す。セルジ・ロベルトの裏を取ったビトロがGKテア・シュテーゲンとの1対1を制し、ホームスタジアムに詰め掛けた観客の歓喜が爆発した。

ピケ不在の5試合で1試合平均失点数を1,8点としている(ピケ出場の試合では0,8点)バルセロナは、この試合でも守備陣の脆弱さを露呈。今季6ゴール目でチーム内得点王となったビトロにネットを揺らされ、早い時間帯に1点ビハインドを負う。

先制したセビージャは攻勢を強める。バルセロナを自陣に押し込み、32分にビエット、41分にはビトロがボックス内でシュートチャンスを迎える。だが、いずれも枠を捉えられず、追加点には至らない。

1点リードで後半に向かいたかったセビージャだが、43分にバルセロナの“MN”が牙を剥く。カウンターから前線でボールを受けたネイマールがドリブルで持ち上がり、メッシの上がりを待ってマイナスにパスを送る。メッシが「ここしかない」というコースにシュートを打ち込み、バルセロナに同点弾をもたらした。

メッシはこれまでの試合を含めセビージャ戦29試合目で27ゴール目を記録。相性の良い相手に再び得点を挙げ、チームを覆い始めていた不穏な雰囲気を一蹴した。

なお、今季リーガでポゼッション率首位のバルセロナ(68,39%)を僅差で追う2位のセビージャ(63,15%)だが、前半はセビージャがポゼッション率54%でバルセロナの46%を上回っている。

バルセロナは後半、メッシが前半よりも低い位置でボールを受けるように。指揮官の指示が功を奏し、メッシのボールタッチ数は明らかに増える。59分には、メッシがバイタルエリアでセビージャの選手4人を抜き去ってフィニッシュ。シュートはバーの上に超えたものの、得点を予感させる。

そして61分、ついにバルセロナが逆転ゴールを奪う。敵陣でボールを奪った味方からパスを受けたメッシが、ボックス内寸前まで悠然とボールを運ぶ。中央にDFを寄せ集めた背番号10からパスをもらったスアレスが右45度から右足を振り抜き、GKリコの股を抜くシュートを沈めた。

67分、サンパオリ監督はバスケスを下げてガンソを投入する。対するL・エンリケ監督は72分にラキティッチに代えてアンドレゴメスを投入。古巣セビージャのホームに帰還したラキティッチには、ピスファンの観衆から盛大な拍手が送られた。

セビージャが再びスコアをタイに戻すための絶好機は73分に訪れる。サラビアの放ったCKに対してGKテア・シュテーゲンの飛び出しが悪く、ヌゾンジが守護神の前でヘディングを叩く。しかしながらボールはポスト横へと流れていった。

セビージャのアルゼンチン人指揮官は77分、ナスリに代えてイボーラをピッチに送り込む。さらに84分、サラビアに代えてコレアを投入し、交代枠3枚を使い切った。

終盤猛攻を仕掛けたセビージャだが、バルセロナが最後まで集中力保ち、1点を守り切った。今季初めてピスファンで勝利を挙げたチームとなったバルセロナは2位に浮上。一方のセビージャは5位に位置している。

(提供元:Goal.com

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